トラウマになる合唱曲<親知らず子知らず>
2006年 02月 28日
途中のもりあがりはうわぁぁぁぁ!!!ってパニック気味だしなあ。
ここで音楽が聴けますよ。
↓無駄に僕のイメージ注釈入りです。
親知らず子知らず
山本和夫 作詞 岩河三郎 作曲
しんみりと
荒磯(ありそ)の岩かげに
苔(こけ)むした地蔵が
かすむ沖をじっと見つめている
ちょっと時代劇とか思いだしつつ重々しく
子を呼ぶ母の、子を呼ぶ母の、叫びが聞こえぬか
母を呼ぶ子の、母を呼ぶ子の、すすり泣きが聞こえぬか
風がささやくように
子を呼ぶ母の、子を呼ぶ母の、叫びが聞こえぬか
母を呼ぶ子の、母を呼ぶ子の、すすり泣きが聞こえぬか
急ぎ過ぎないように
旅に病む父親のもとへと
心を急がせた母と子に
だんだん盛り上げて
北溟(ほくめい)の怒濤(どとう)が
まさに喰いつかんがごとく
グワッと爪を立て
次々に~ 次々に~ 次々に~ 次々に~
二つの悲しき命を
つぶやくように
うばい去ったという
怒りを込めて
怒濤は何を怒ったか
その怒りを
何ゆえ なにゆえに~ 悲しき母と子に向けたか
一転してしんみりと
子を呼ぶ母の、子を呼ぶ母の、叫びが聞こえぬか
母を呼ぶ子の、母を呼ぶ子の、すすり泣きが聞こえぬか
なんていうか、レ・ミゼラブル?
悲しき人を
さらに悲しみで追い打ちするを
人生というか
この辺から気分は宝塚、みたいな
悲劇にむかっていどむものを
自分によいしれながら
ああ 運命の神はにくむか
遠い目をしながら
かもめは啼(な)きつつとびかい
演歌の情をにじませつつ
海をもぐり波をすべる
かもめの歌の悲しさよ
夕日をながめておセンチになりながら
じっと見つめる苔むした地蔵も
夕暮れる
親しらず子しらずの沖も
茫々(ぼうぼう)夕暮れる・・・
夕暮れる・・・
…じゃったそうな。(日本昔話風)